ウィーン大学系列の語学学校‟Sprachenzentrum”を本音レビュー!

勉強・留学準備
ちびすけ
ちびすけ

先日、語学学校の夏休み集中コースを無事修了しました!

ビクターくん
ビクターくん

訳あって対面授業&オンラインコースを両方受けたから、比較レビューするよ~

ちびすけ
ちびすけ

ドイツ語を勉強したい方はぜひ参考にしてみてください♪

Sprachenzentrumってどんなところ?

ウィーン大学付属の語学学校

ウィーン大学系列の語学学校です。現在は様々な言語の授業が提供されていますが、中でもドイツ語コースの歴史は古く、1920年代に設立されたそうです。

公式サイトによると、毎年130以上の国から集まったおよそ9,000人もの生徒にドイツ語を教えているみたいですよ!

Sprachenzentrum の特徴

①ドイツ語だけじゃない!30以上の言語を勉強できる

アラビア語、中国語、英語、スペイン語、ヒンディー語、ロシア語、ポルトガル語、フランス語etc…。
スロベニア語やウズベキスタン語など、日本人にはあまり馴染みのない言語まで、30以上のコースが提供されています。
もちろん日本語のコースもありますよ!

②16歳以上なら誰でも通える

学生だけでなく、下は16歳から何歳の方でも通うことができます

私のクラスにも、高校生や大学生に加えて、社会人として働いている大人の方や、お孫さんがいらっしゃるようなおじいさん・おばあさんまで幅広い年代の生徒が集まっていました!

出身国も様々で、ポーランドやフランス、オランダ、ジョージア、スイスなどなど国際色豊かでした。
年齢も国もバラバラの仲間と勉強できるのも、Sprachenzentrumの魅力の1つです♪

③質の高い講師陣

ウィーン大学の系列だからか、講師陣の質は高いと感じました!

初心者向けのクラスだったからかもしれませんが、対面もオンラインのコースも、先生はとても優しくて話の面白い方でした♪

(ただし、レベルが上がるほど厳しい先生に当たる確率が高いという噂を耳にしたので、確かなことはわかりません…笑)

自分のレベルに合った勉強ができるドイツ語コース

初心者~上級者まで

Sprachenzentrumで履修できるドイツ語のコースは、ヨーロッパの語学力の指標であるCEFRのA1~C2まで用意されています。

各レベルがさらに、A1/1・ A1/2というように2つに分けられているので、自分のレベルに合わせて勉強することが可能です。

レベル分けのPlacement Test

初めて学校に通い始める人は、最初にレベル分けのためのPlacement Testを受けます。語学の資格試験を受けたことがある場合は、その成績表を用意すればテストを免除されます。

コロナ禍の現在、Placement Testはオンラインで実施されています。Moodleという、日本の多くの大学でもおなじみであろうオンライン・プラットフォームがあり、そこで筆記試験&口頭試験の予約をします。その後、口頭試験はzoomで行われます。


今回私はA2/1のクラスに配属されました!実はゲーテ・インスティトゥート(Goethe-Institut)のA2の試験に合格していたのですが、Placement Testを受けました。

2年半大学で第二外国語として勉強していたのにそのレベル?という感じですが、ゲーテのA2試験に昨年夏に受かった後、ちょっと勉強のやる気を失っちゃったんですよね…(^^;

記憶が飛び始めていたので、復習のためにもう一度A2からきちんと勉強し直すことにしたんです。 ゲーテの合格証を見せて、B1のクラスを受ける勇気はありませんでした…笑

対面&オンラインコースの比較

私が今回受けたのは、夏休み期間の集中コースです。

初めは対面授業に通っていたのですが、コースの途中で濃厚接触者になってしまったため、以後オンラインに切り替えさせてもらいました。

なのでここからは、対面&オンラインのメリット・デメリットをご紹介します。 あくまで私の受けたクラスに関してですが、ご参考までに♪

on Campus(対面)コースのメリット

①友達を作りやすい

これは当然ですね!実際にクラスメートと顔を合わせた方が話しやすいですし、授業後に一緒に勉強したり、お昼ごはんを食べたりといったこともしやすいです。

(ただこれは後述しますがクラスの雰囲気にもよるので、残念ながら私はコミュ障を発揮したこともあり、勉強したりランチしたりといったことはできませんでした…泣)

授業時間内にペアワークやグループワークが多いので、ペアになった人とは自然と打ち解けることができます。

私はジョージア出身のおじさまとペアだったのですが、とても優しい良い方で、ジョージア語の挨拶を教えてもらったり、少し仲良くなることができました♪

②真面目な生徒が比較的多い

オンラインコースとの比較ですが、対面コースの方が生徒のレベルは高い印象を受けました!

やはり、わざわざ朝から校舎まで来て、3時間45分の授業(9:15~13:00)を受けようという意識のある人は、勉強熱心な傾向にあるのかもしれないなあと感じました。

もちろんオンラインコースにも真面目で優秀な人はいますし、他国に住んでいたり、お子さんがいたりとウィーンの学校に通えない事情がある人もたくさんいらっしゃるので、一概には言えませんが!

あくまで「全体的な印象」の話です。

できる人の多い印象の対面クラスですが、授業が始まるギリギリに駆け込んできたり、堂々と遅刻してきたりする生徒は多かったです(日本人って比較的みんなきちんとしているんだな、と改めて実感しました)笑

③授業時間外のアクティビティに参加しやすい

夏休みコースだったからかもしれませんが、授業後に任意参加のレクリエーションが企画されており、対面授業ではそれらの案内を受け取ることができました。

有料のものから無料のものまで様々で、内容はピクニックやウィーン大学のキャンパスツアー、町歩き、バーで飲み会などなど。

こうしたアクティビティに参加して人脈を増やせるのも、オンラインには無い魅力です。

on Campus(対面)コースのデメリット

①クラスの雰囲気によっては友達を作りにくい

これは日本でもそうですよね!私のクラスは割と一匹狼タイプが多く、休み時間も教室内で話している人がほぼいない、といった雰囲気だったので、友達を作りにくかったです。

まあ私が内向型コミュ障人間なのが大きな原因ですね!笑
コミュ力の高い人なら、この点はそんなにデメリットにならないと思います。

②先生の悪筆に慣れるまでちょっと辛い

これは外国あるあるですよね。日本でも読みにくい字を書く教師に当たると、黒板に何が書いてあるかわからない…ということはありますが。

海外の場合、当たり前ですが書かれる字がアルファベットの筆記体な上、日本人にはなかなかいないようなクセのある書き方をする人が多いんですよね…(^^;

少しずつ慣れて読めるようになりましたが、初めは何が書いてあるのかさっぱりわからなくて、ちょっと苦労しました…。

③感染対策が心配

全員ワクチン接種証明など何らかの証明を持っていることが参加の条件(3Gルール)になっていたため、生徒も先生もワクチン接種済みでしたが、感染対策が非常にゆるゆる

先生はプリント配布など、生徒の近くに行くときだけマスクを着けていましたが、教室内では皆マスクを外していました。

さらにマスクをしにくい空気があったんですよね…

自分だけ着けるようにしていましたが、クラス内唯一のアジア人で何もしなくても目立つのに、マスクをしていたため余計浮きまくっていました(^^;

一応換気はされていましたが、ペアワークなどかなり至近距離で会話する機会も多かったので、コロナが心配でした…。

異国でコロナになると本当に大変(体験済み)なので、コロナ禍限定の話ではありますが、感染が心配な方は対面授業は避けた方がいいかもしれません。

e(オンライン)コースのメリット

①時間の融通が利く

授業開始の1分前まで家で自由に過ごせますし、時間が無い方や家から出たくない方にはぴったり!
なんならパジャマで授業に出ても大丈夫(推奨するわけではないです)!

オンラインのいいところですよね笑

②板書が読みやすい

板書が手書きではなくパソコン上にタイピングされるので、とても読みやすかったです。
「なんて書いてあるんだこれ…?」というストレスが無かったのは、私にはかなり嬉しかったですね。

③テストに受かりやすい

これ、大学生ならみんな共感してくれるんじゃないでしょうか。

堂々とは言えませんが、教室で筆記の試験を受けるより、オンラインで受けた方が受かりやすいですよね笑
あの手この手でいろいろしやすいので笑

真面目に勉強するに越したことはない(というかそうしなきゃいけない)ので、誠実な方はこのメリットは無視してくださいね!

e(オンライン)コースのデメリット

①友達を作りにくい

これも当然ですね。画面の向こうにいるクラスメートとは自由にコミュニケーションをとれないので、やはり仲良くなりにくいです。

オンラインのクラスで友達を作るには、チャットを使って連絡先の交換を提案したり、ペアワークでの時間に頑張ってたくさん話したり、積極性が求められますね!

②対面のクラスより不真面目になりがち

これも言わずもがなですよね。zoomのリンクをクリックしなければ簡単に授業をさぼれてしまう上、授業を抜けるのもワンクリックで非常に簡単なので、どうしても不真面目な生徒が多くなりがちです(もちろんクラスの雰囲気によりますが!)。

途中で休憩はありますが、3時間以上パソコンの画面を見続けるのも結構しんどいですし、家にいてリラックスした状態なので、つい集中力も欠けがちです…

途中から私が参加したクラスは、15人ほど生徒がいたはずなのですが、最終日には半分くらいに人数が減っていました…笑

③デジタルに弱い生徒がいると授業が中断されがち

zoomやmoodleの使い方がさっぱりわからない人が混じっていると、その人がクラスに付いていけなくなる度に授業が中断されます。

2週間ほどのコースで、最終週になってもなお「moodleって何?」と先生に聞いている人がいたときは失礼ながら驚いてしまいました。

私は器が小さくて若干イラっとしてしまったので、デジタルに強くて(というか普通に使えて)オンラインコースを取る人は、忍耐力と仏のような広い器が必要かもしれません。

Sprachenzentrumで楽しくドイツ語を勉強しよう

結論:対面授業の方がおすすめ!!

ドイツ語を真面目に勉強したい方には、断然対面授業の方がおすすめです!

通うのが面倒だったり、感染対策が心配だったりといったデメリットはありますが、ウィーンでの生活に慣れつつしっかり語学力を上げたい方は、対面コースを取ると良いと思います。

ここまで長々書いてきましたが、総じてSprachenzentrumの授業は質が高く、楽しくドイツ語を学ぶことができました!

75%以上出席して、最後の試験で点を取れば、ウィーン大学の留学生であれば4ECTS貰える上に授業料の割引もあります!

大学の学期が始まる前に取ると、現地での勉強を体験したり、人脈を増やしたりできるのでオススメですよ♪

公式サイト・教科書を買える場所

Sprachenzentrumの公式サイト

語学コースの日程・授業料などの詳細は、公式サイトをご覧ください!

教科書を買える場所

ウィーン市内の書店でも購入できますが、ウィーン大学内の本屋に行った方が確実です。

facultas Universitätsbuchhandlung am Campus
Altes AKH, Alser Str. 4/1/2/1, 1090 Wien
開店時間: 月~金 9:00~19:00
土 10:00~17:00

コメント