少し前に、フンデルトヴァッサーの設計した建物を巡ってきました♪
カラフルでユニークなデザインが特徴的だよね!
今回は、フンデルトヴァッサーハウス&クンストハウス・ウィーンをご紹介します!
フンデルトヴァッサーって誰?
フリーデンスライヒ・フンデルトヴァッサー( Friedensreich Hundertwasser, 1928-2000)は、ウィーン生まれの建築家・彫刻家・画家です。個性的なタッチの芸術作品や、彼にしか設計できないようなユニークで色彩豊かな建築物で知られています。日本人女性と結婚していた時期もあることから、日本とも関わりの深い人物です。
今回ご紹介する建物以外にも、ウィーンのごみ焼却場やグラーツ郊外にある聖バルバラ教会などの設計も手掛けています。
そして、日本でもフンデルトヴァッサーの建築物を見ることができるんですよ!
大阪市環境局の舞洲工場です。日本にもあるなんて知らなかったので、機会があれば訪れてみたいなと思いました。
憧れの公共住宅⁈フンデルトヴァッサーハウス
カラフルで目を惹く建物
ウィーンミッテ駅から徒歩10分強ほどで、古くて優美なデザインの建物が並ぶウィーンの街中に、突如異質な建造物が現れます。
カラフルで奇抜なデザインのこの建物が、フンデルトヴァッサーハウス(Hundertwasserhaus)です。この建物、実は公共住宅で、現在も普通に暮らしている人がいるというのが驚きです。住人がいるため建物の中を見学することはできません。内装はどうなっているんだろう…とても気になります…。
お土産物店とカフェもあります
住宅の向かい側にはフンデルトヴァッサー・ヴィレッジ(Hundertwasser Village)があります。お土産物屋やカフェが入っていて、名前の通り小さな村のような内装になっており、こちらを見て回るのも楽しいです。
フンデルトヴァッサーの美術館 クンストハウス・ウィーン
外観も作品の1つ!
フンデルトヴァッサーハウスから5分ほど歩くと、彼の設計した美術館であるクンストハウス・ウィーン (Kunst Haus Wien) に到着します。
こちらの建物も、フンデルトヴァッサーハウスに負けず劣らずの奇抜で個性的なデザイン。外観だけでなく、内装も床が波打っていたり、壁のタイルが不思議な模様だったりと、フンデルトヴァッサーの個性が散りばめられたデザインになっています。
クンストハウス・ウィーンでは、2・3階でフンデルトヴァッサーの作品の常設展、4階で他の芸術家の特別展を楽しむことができます。今回はフンデルトヴァッサーの常設展のみ見学してきました。
チケット料金(2021年9月現在)
コンビチケット(常設展&特別展) €12
常設展のみ €11
特別展のみ €9
学生 €5
10歳未満の子ども 無料
学生の方は国際学生証を用意しておくと、かなりお得に入場できます!
お金のない学生の懐には、大人の半額以下の料金で見学できるのはかなり有難いですよね笑
ユニークな作品たち
フンデルトヴァッサーの作品は、一目で彼の作品とわかるような個性に富んでいます。どれも色使いや構図、モチーフの描き方が特徴的で、他人には到底マネできません。
面白かったのが、日本語の題名の作品が結構たくさんあったこと!
そして「フンデルトヴァッサー」を和訳した「百水」という雅号が記された作品も多々あります。
この雅号、最初は何を意味しているのかわからず、Hundertwasserを日本語にしたのか!!と気が付いたときは感動しました笑
一時期結婚されていた日本人の奥さんに、漢字で書くとこうなるのよって教えてもらったのかな…なんて勝手な想像をしてみたり笑
目でも舌でも楽しめる!クンストハウス内のカフェ
クンストハウスの1階にはカフェがあります。見学を終えると丁度お昼どきだったので、休憩もかねてランチをしました。
店員さんの対応も素敵で、オススメを聞いたら流暢な英語で教えてくれました。
このカフェは観光地だったからというのもあるのでしょうが、ウィーンの人は大体英語もペラペラなイメージがあります。特に若い年代はほとんどの人が英語もネイティブで、すごいなあと感じています。
話が逸れましたが、今回はファラフェル(falaffel mit humus €7.90)と、店員さんオススメのウィーン風ピザ(flammkuchen mit schinken €10.70)を注文しました。
ファラフェルは、豆と香辛料をつぶして丸めたものを揚げた、コロッケのような中東の料理です。日本ではあまりなじみがありませんが、中東系の移民の多いウィーンではよく見かけます。
Flammkuchenはものすごく皮の薄いピザです。もともとドイツ発祥の料理らしいですが、店員さんはウィーン風のピザだと解説してくれました。
ファラフェルも美味しかったのですが、特に美味しかったのが写真左のFlammkuchen!
最初に運ばれてきたときはサイズに驚きましたが、皮が薄いのでそれほどボリューミーではなく、ペロリと食べられちゃいました。
以上、インスタ映えのフンデルトヴァッサーハウス&芸術家の個性に触れられるクンストハウス・ウィーンのご紹介でした!
フンデルトヴァッサーハウス(Hundertwasserhaus)
3区, Kegelgasse 36-38
クンストハウス・ウィーン(Kunst Haus Wien)
3区, Untere Weißgerberstraße 13
公式サイト:https://www.kunsthauswien.com/ja/
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