日本の鉄道はやっぱりすごい⁈ヨーロッパで経験したトラブル その1

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ちびすけ
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こんにちは~!日本に帰国してから早2週間、サウナのような暑さにやられつつも、美味しい和食と便利な暮らしに、日々母国の素晴らしさを実感しているちびすけです。

ビクターくん
ビクターくん

インスタやブログには、留学中の楽しい思い出ばっかり書いているけど、実はトラブルにも結構見舞われていたよね~

ちびすけ
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今回はその中でも「電車」に注目して、私が体験したトラブル&得られた教訓をご紹介していきたいと思います!

ヨーロッパの電車も、時間には結構正確です

殊に運行時間の正確さに関して、世界から高く評価されている(とちびすけは思っているのですが)日本の鉄道。

ですが、実際にウィーンをはじめヨーロッパ諸都市の電車を利用してみると、時間の正確さに関しては、日本と同じくらいの水準を誇るところがたくさんありました
例えばウィーンやパリ、ベルリン、アムステルダムなど。

特に地下鉄は、どの都市も結構正確でした。2・3分おきに走っている路線があったりと、かなり時間通りにきちんと電車が来ていた印象です。

ちびすけ
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ただし、長距離を走る特急列車になると話は別です。特急列車の遅延は割とざらでした……。

思っていたより時間には正確だったのにも関わらず、日本の鉄道サービスってやっぱり良いな~と思ってしまった要因は、それ以外の点にありました。

そこで、私がヨーロッパ滞在中に経験した鉄道関連のトラブルを、複数回に分けてご紹介していきたいと思います。
今回はその第1弾です。

※外国の鉄道が日本よりダメ!と全否定したいわけではありません。自転車や犬と同乗できたり、路線がわかりやすかったり、ラッシュ時でも比較的空いていたりと、日本の鉄道より良いところも、もちろんたくさんありました。
ただ、「こういうトラブルが起こり得るのでお気をつけて!」と注意喚起したいだけなんです。

日本ではなかなか起こらないかも…⁈ 1番びっくりしたトラブル

今回ご紹介するのは、実際に経験したトラブルの中で1番びっくりしたもの。それがこちら。

なんと……
追加料金を支払って予約していた座席が、車両ごと消え
のです。

ちびすけ
ちびすけ

“日本では考えられないようなトラブル”ランキング第1位の称号を授けたいと思います。

事件が起こったのは、ウィーンとブダペストを結ぶ長距離列車。母と2人でブダペスト旅行に行ったときのことでした。

バケーションに入る人がそろそろ増え始めるような時期だったので、満席で座れなくなることを恐れ、事前に追加料金(1人€3)を支払って、座席を予約していました。

「これで2時間半の列車の旅を、立ちっぱなしで過ごすことになっちゃうかも、なんていう心配は無くなるね~!安心だね~!」なんて言いつつ、旅行当日の朝、ゆったりまったりウィーン中央駅のホームに向かうと……

乗る予定の列車は発車ホームに止まっているのに、どんなに探しても、予約した座席があるはずの車両が無い。

というか、なんかもう遠目に見ても明らかに電車が短い。どう見ても2車両しかない。

たしか、1号車のすぐ隣が4号車、というような感じだったと思います。

私たちが予約した席があるのは3号車。車両番号を何度見返しても、読み間違いかと目をこすって見直しても、やっぱり2号車と3号車が存在しなかったのです。

ちびすけ
ちびすけ

帰国まで残り1ヶ月ほどの時期で、ヨーロッパの鉄道には慣れたつもりでいたのですが、まだまだでした……(´;ω;`)

「えええそんなことある??!!」と驚き動揺し、ホームを歩いていた鉄道職員さんに聞いてみたのですが、「私の担当じゃないから知らん。担当の奴に聞け。」と迷惑そうな顔と共に冷たく言い放たれて終了。そして担当の職員っぽい人は、ホーム上にも車内にも全く見当たらない。

途方にくれたのですが、発車時刻よりかなり早めに来ていたおかげで、無事に2人分の空席を確保することができました。

オーストリア鉄道のアプリを確認してみると、何らかのトラブルで4車両の内2車両が無くなった、という旨の連絡が入っていました。

いや4車両中2車両って!半分!半分電車なくしちゃうってどういうこと?!!座席予約の料金は?私たちの€6はいずこに???

と、疑問と衝撃と憤りが冷めやらぬうちに、列車はブダペストに向けて既に走り出していました。


しかし、驚いていたのは私たちだけではなかったようで、周りの現地人のお客さんたちも、車両番号が1から4に飛んでいることに戸惑ったり、予約した座席が無くなったことに文句を言ったりしていましたね(^^;

鉄道会社からの連絡には、「座席予約の料金に関しては、担当の職員に問い合わせるように」と書いてありましたが、結局それは叶いませんでした

担当の職員さんを探し出すことは、難易度SSクラスだったからです。

車掌さんが検札に来る際に、予約料金について聞いてみよう、と思っていたのですが……。

私たちの座っていたコンパートメントのすぐ外に立っていたお客さんの1人が、予約していたのに座席が無くなったことを車掌さんに怒っていたので、こっそり聞き耳を立てていると、「自分はただの検札係で、その担当ではないからどうしようもないんだ~ごめんよ~」と謝るばかり。

「え、じゃあ担当者って一体誰なの…?」という疑問と共に、喉元まで出かかっていた苦情と返金請求の文言をそっと胸にしまい、静かにその車掌さんにチケットを見せました。

また、座席数が突如半分になった列車は、当然のごとく超混雑していて、座席に座れなかったお客さんが通路にまでぎっしり溢れていました。

長距離列車で、大きな荷物を持ったお客さんが多かったこともあり、通路を移動するなんてことは不可能でした。

そのため、2時間半の乗車時間中、誰かわからない担当の職員さんを探しに行くことはおろか、トイレに行くことすらままならなかったのです。

私と母は座れたためまだ良かったものの、立ちっぱなしになってしまったお客さんたち(特に子ども連れ)はとても辛そうでした。

ブダペストの国会議事堂
色々ありましたが、なんとか辿り着いたブダペストはとても綺麗でした……!が、しかし、これでは終わらなかったのです。


……という事件が往路であったのですが、さらに驚いたのが、帰路でも同じ目に遭ったこと。

慣れというのは怖いもので、「またかよ!!!」と驚きましたが、その衝撃と憤りは往路程ではありませんでした。諦めることを学ぶと、人間はちょっとやそっとのトラブルには動じなくなるんですね~。

このトラブルから得られた教訓

1.お金を払って席を予約しても、当日自分の席を見つけるまで安心するべからず

「予約=確実に座れる」は誤り。

2.予約していた座席が車両ごと無くなっても、焦らず怒らず速やかに空席を探すべし

焦り怒り職員を探して問い詰めようとしても、それはたぶんムダ。その時間に空席が無くなっちゃったら、もう辛すぎるもんね。

3.「諦める」ことも、人生においてときに必要な選択である

予約していた分のお金は、もう勉強代だと思って諦める。それも1つの選択肢。でも、ガッツがある人は、鉄道会社に問い合わせて戦ってみてもいいかもしれない。私には、そんなガッツは無かったけれど……。


以上、今回は留学中に体験して1番衝撃だった、鉄道関連のトラブルをご紹介しました。

他のトラブルは、また後日書いていこうと思います~!

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