
先日、オペラを鑑賞してきました!

オペラって日本だとなかなか見られないよね…

でもウィーンでは、気軽に&安く楽しめちゃうんです!今回はオペラ座(ウィーン国立歌劇場)をご紹介します♪
ウィーンのシンボルの一つ、人々に愛され続ける国立歌劇場
ウィーン国立歌劇場は、1869年に建てられた歴史あるオペラ座です。買い物客でにぎわうショッピングストリート、ケルントナー通りの端に位置しています。
トラムのOper,Karlsplatz駅、地下鉄U1&U4のKarlsplatz駅からすぐの場所にあり、アクセスは抜群です。

オペラ座では、世界最高レベルのオペラやバレエの他、ガイドツアーを楽しむこともできます。
ガイドツアーにも以前参加したので、また別の記事でご紹介したいと思います♪
たった€10で本場のオペラを楽しめる⁈「立見席」の魅力
立見席なら気軽にオペラを楽しめる!
さすがウィーンの格調高き国立歌劇場、指定席のチケットは値段がかなり高いです。
場所に応じた座席のランク毎に、値段は大きく異なりますが、高い席だと€200(2万6000円くらい)を余裕で超えていたりします。
高いランクの席ではドレスコードがあり、男性はスーツやタキシード、女性はドレスなどを着用する必要があります。
オペラの上演時刻が近づくと、オペラ座の周りにはドレスアップしたお客さんが集まり始め、一気に華やかな空気に包まれます。
値段も高いしドレスコードも大変そうだし、ちょっとハードルが高い…
と思いがちですが、なんと世界最高レベルのオペラを、たったの€10で楽しめちゃう方法があるんです‼
さらにドレスアップする必要も無し!
それが上演当日に並んでチケットを購入する「立見席」です。
【2022年3月1日追記】
立見席のチケットをさらに安く買える方法があります!!
詳しくはこちらの記事をご覧ください♪
コロナ禍の今限定‼なんと「立ち見」じゃない‼※2022年5月~座席廃止されました(´;ω;`)
コロナ禍の人数制限のおかげで、今だけ期間限定で、なんと座席が設置されているんです!!!
たったの€10で、座ってオペラを観ることができちゃうんです!!
しかも簡易の座席というわけではなく、かなりしっかりした座り心地の良い椅子なんです。さすがオペラ座ですね!
長時間のオペラ鑑賞でも、お尻が痛くなっちゃうことはありません。
そして座席があるとはいえども、「立見席」枠なのでドレスコードはありません!
普段着で大丈夫です♪
※2022年7月追記
訂正するのが遅くなってしまいましたが、感染症対策に関する規制緩和を受けて、2022年5月から立見席枠の座席は撤廃されてしまいました……。残念(´;ω;`)
完全立ち見になってしまった立見席のチケット購入~鑑賞までの流れ&注意点etc.は、この記事に記載しているものと少し異なるので、また別の記事でご紹介します!
「立見席」のチケット購入~鑑賞までの流れ(コロナ禍版)
大まかな流れ ※座席撤廃後の流れとは異なります
※上記の通り、以下に記載している内容はコロナ禍限定のものです。
記録として残しておきたいので削除等していません。あくまで参考までにご覧ください!
※国立オペラ座の規制・鑑賞に関するルールは変更されている可能性が高いです。
オペラ座に行かれる際は、事前に公式Webサイトでご確認ください!
ここからチケット購入~鑑賞までの流れを解説していきます。
①公演当日、上演開始時刻の2時間前からチケット販売開始 ↓ ②列に並び、配られた用紙に氏名や連絡先、サインなどを記入 ↓ ③チケットを購入 ↓ ④どこかで夕食を済ませるなど時間を潰す ↓ ⑤開場時刻(上演開始の1時間前)&上演開始時刻に合わせて、余裕を持って入場する ↓ ⑥クロークに上着や大きな荷物(リュックなど)を預ける ↓ ⑦チケットで指定された席に着く ↓ ⑧上演開始!!
もう少し詳しく説明していきます♪
どうしても観たい舞台は早めに並ぼう
オペラはほぼ毎日何かしら上演されており、上演開始時刻の2時間前から立見席のチケット販売が始まります。
先頭に並んだ人から順に、見やすい席が割り当てられていくシステムです。
上演される舞台の人気具合によって、並び始めなければならない時刻は変わってきますが、どうしても良い席で見たい場合は上演開始の3時間以上前から並び始めると確実かと思います。
私は現代版の『椿姫(La traviata)』と『フィガロの結婚(Le nozze di Figaro)』を観に行きました。
現代版椿姫は、16時50分(19時上演)から並んでチケットを購入することができました!座席は「一番上の階の最後列」という見やすいとは言えない場所でしたが、その時間でもチケットが残っていたのは、「現代版」だったためにあまり人気が無かったからなのかもしれません(失礼)。
一方『フィガロの結婚』は、友達が15時50分(こちらも19時上演)から並び始めてくれたので、「1階の立見席ゾーンの前から2番目」というめちゃめちゃ良い席を買うことができました!!
ほぼ何のストレスもなく役者さんやオーケストラの方々の姿をばっちり見ることができて最高でした!!
チケット購入のために並ぶ場所
オペラ座正面(入場口がある方)から向かって左側に建物を回り込むと、回廊があります。
そこに「STEHPLATZ-KASSE | STANDING AREA」と書かれた看板がかかっているので、その看板下のドアの前から回廊沿いに並びます。
立見席の持ち物
立見席鑑賞に行くときは、
・ペン ・顔写真入りの身分証明書(パスポート、国際学生証など) ・ワクチン接種証明書 or 完治証明書 ・FFP2マスク
が必要です。
ペンは、
②列に並び、配られた用紙に氏名や連絡先、サインを記入
のところで使用します。
スタッフさんに声をかければ貸してくれますが、1本持っていくことをオススメします!
BundestheaterCardを持っていれば、用紙に記入する手間が省けます!
身分証明書&ワクチン接種(完治)証明書はチケット購入時&入場の際に提示を求められます。
顔写真の無い身分証しか持っていなくても入場できる場合はありますが、カウンターに行って少し手続きをしなければならなくなります。
時間がかかってしまうので、必ず持っていくようにしましょう!
英語字幕で楽しめます
各座席の前にはモニターが設置されており、上演中はリアルタイムで字幕を見ながら鑑賞することができます。
字幕はドイツ語だけでなく、もちろん英語も選べるので、何を言っているのかわからない、ということはありません。

鑑賞したオペラ2つの感想
現代版『椿姫』
人生初のオペラがこれでした。感想を正直に言うと…
全っ然予想と違ったし意味不明でした!(ごめんなさい)
オペラに憧れはあったものの、全く知識が無かったので、開演前に急いでネットで『椿姫』のあらすじを調べて頭に叩き込んだのですが…
始まったオペラの舞台は、予想から大きく外れた“現代のパリ”。
大きな液晶パネルを使った斬新な演出で、ヒロインの女優が出演するCMの映像が流れ始めました。
このCMもオペラの一部で劇中のものだったのですが、最初は意味が分からず、
「協賛の化粧品会社のPRを上演前に流すなんて、オペラ座も映画館みたいなことするんだ~」
なんて思っていました。とんだ勘違いでした。
その後も「ええそんな演出しちゃうの、この格式あるオペラ座で?」と、どぎまぎしてしまうような過激な18禁の演出があったり、終始?が頭に浮かんでしまいました…笑
ただ、オーケストラの演奏と生まれて初めて聞くオペラ歌手の方々の歌声は、本当に素晴らしかったです!!
美しさと声量に圧倒されました!
『フィガロの結婚』
こちらはイメージした通りの「ザ・オペラ」という感じでした!
まず役者さんたちが登場する前に、あの有名な序曲がオーケストラによって大迫力で演奏されるので、最初からテンション上がりまくりでした!!
凝った衣装や舞台セットにも目を奪われましたし、何よりもやはり歌が素晴らしすぎて、鳥肌が立ちました。
『フィガロの結婚』は物語そのものも面白かったので、とても楽しめました!
豪奢な劇場で、有名なオペラを鑑賞する、という贅沢すぎる経験ができたことの幸せを噛み締めました…!

以上、オペラ座レポでした!
ウィーンに訪れた際は、ぜひぜひ国立歌劇場でオペラを楽しんでみてくださいね♪
ウィーン国立歌劇場(Wiener Staatsoper)
公式サイトはこちらから
Opernring 2, 1010 Wien
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